大統領宮殿近くで爆発、11人死亡 ISISが声明 イエメン
イエメン・サヌア(CNN) イエメン南部の港湾都市アデンで28日、ハディ大統領の住む宮殿近くで車を使った自爆テロがあり、少なくとも11人が死亡、6人が負傷した。
この事件について過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認める声明を出した。
イエメンはサウジアラビアとイランの代理戦争の場となっているほか、ISISやアラビア半島のアルカイダといったイスラム武装勢力の標的にされている。
アデンの治安当局者によると、28日の爆発の死者には学校に通う子ども2人と治安部隊の数人が含まれる。イエメン軍の司令官も負傷して重体となった。
複数の治安当局者によると、ハディ大統領にけがはなかった。ただ、事件当時ハディ大統領が宮殿内にいたかどうかについては情報が錯綜している。