学校にヒョウが出没、3人襲われ負傷 インド
ニューデリー(CNN) インド南部カルナタカ州のバンガロールで学校にヒョウが迷い込み、3人がかまれて負傷した。ヒョウは丸1日がかりの捕り物の末に捕獲された。
地元警察によると、現地時間の7日午前4時15分ごろ、バンガロール郊外のインターナショナルスクールで警備員がヒョウを目撃。ヒョウはその2時間後に防犯カメラに映り、午後になって再び姿を現した。
捜索に当たっていた係員らが午後3時半ごろにヒョウを見つけ、学校の敷地内に飛び込んできたところでトイレに追い詰めた。ところがヒョウは換気口から脱出し、プールサイドにいた男性に次々に襲いかかった。
防犯カメラの映像には、プールサイドで男性がヒョウに追われ、襲われてかまれる様子が映っている。
午後6時半ごろになってようやく麻酔銃がヒョウに命中したが、麻酔が完全に効いたのは同8時15分ごろだった。
ヒョウは6歳のオスで、近くの森林から学校に迷い込んだと思われ、自然公園に運ばれて手当てを受けているという。
負傷したのは森林局の職員や野生生物の専門家で、重軽傷を負って病院で手当てを受けた。
カルナタカ州に生息するヒョウは推定1500頭。州当局者によれば、人間の生活圏に迷い込むのはまれだという。しかし専門家は、開発によって生息地が破壊され、ヒョウと人間のトラブルは増えていると指摘した。