中国、外国人旅行者のチベット入境を3月末まで禁止
チベット自治区観光発展委員会によれば、昨年1〜9月にチベットを訪れた旅行者(外国人を含む)の数は約1750万人。前年の同じ時期と比べ36%増だったという。
旅行業者によれば、若い世代の中国人旅行者にとって、チベットは「精神性や異国情緒あふれる文化、心を打つ風景」ゆえにあこがれの地だ。
ここ数年、外国旅行にでかける中国人の数が順調に伸びている一方、中国を訪れる外国人旅行者の数は横ばいか減少傾向にある。政府の統計では、昨年は前年比7.6%減の820万人だった。
旅行業者によれば理由はさまざまだ。大気汚染に物価上昇、それに中国の対外イメージの変化などが挙げられるという。
だが人口の少ないチベットは大気汚染とは無縁。これも大気汚染のひどい都市部に住む中国人旅行者にとっては魅力となっている。