ネパールの不明旅客機、残骸を発見 搭乗者の生存は絶望的
(CNN) ネパール上空で消息を絶った小型旅客機の残骸が、同国北部の山岳地帯で発見された。
ネパールのポカレル文化観光・航空相は、乗客乗員21人の生存は絶望的だと述べた。現場から数人の遺体が見つかったものの、身元は確認できない状態だという。
森林から炎が上がるのを近隣の住民が目撃し、治安当局に通報。駆け付けた当局者らが機体の残骸を発見した。
墜落の原因は判明していない。
運航していたタラ航空のウェブサイトによると、同航空は7機の航空機を所有し、ネパール山岳地帯で「最新、最大」の航空会社として、遠隔地域の発展に貢献することを目指している。
現場近辺は風の強さと寒さ、そして山が多い地形で知られる。2012年には、同じコースを飛んでいた同国のアグニ航空機が故障のため着陸できず、引き返そうとして墜落した。この事故では15人が死亡し、生存者は6人だった。