香港の書店主が中国でテレビ出演、「拉致」を否定
李氏が何らかの圧力をかけられていたかどうかは明らかでない。
これに先立ち、書店の親会社である出版社の株主、桂敏海氏ら4人の関係者も28日、中国のテレビに出演。自分たちは中国当局の目を盗んで大量の禁書を本土に持ち込み、販売していたなどと述べた。桂氏以外の3人は、同氏が首謀者だと名指しした。
この4人の発言についても、背後から強制されたのかどうかは判明していない。
中国外務省の報道官は29日、4人がテレビのインタビューで「犯行」を認めたと述べた。
香港の警察は中国当局に、桂氏らの発言内容の確認を求めている。
警察はまた、29日に本土で李氏と面会したことを明らかにした。本人は自発的に本土へ入ったと話し、拉致説を否定していたという。