ロシア大統領、軍にシリアからの撤退を命令
軍事アナリストらによると、アサド政権は当時危機に陥っていたが、ロシアの介入によって反体制派や過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への反撃が可能となった。
シリア反体制派の主要組織「最高交渉委員会」の報道担当者はロシア軍撤退の発表を受け、「プーチン大統領の本心はだれにも分からないが、そもそもプーチン氏には我が国に介入する権利などない。とにかく出ていってほしい」と述べた。
シリア情勢をめぐっては、ジュネーブでの和平協議が14日に再開した。プーチン氏には、撤退表明を通してアサド氏らに政治的解決を促す圧力をかけ、政権存続を後押しする狙いがあるとの見方もある。