北朝鮮の核施設に「不審な動き」、煙突から煙 米情報サイト

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寧辺の核施設=2008年

寧辺の核施設=2008年

(CNN) 北朝鮮の動向を監視する米情報サイト「38ノース」は5日までに、衛星画像を通じ、同国の寧辺(ヨンビョン)にある核施設で「不審な動き」を確認したことを明らかにした。

3月12日までの5週間に民間衛星が撮影した画像には、放射化学研究所と呼ばれるプルトニウム再処理施設の煙突から煙が出ている様子が写っていたという。

38ノースによれば、この施設から煙が立ち上ることは今までめったになく、この冬に分析した画像では全くみられなかった。

「煙が出ているということは、施設の作業員が建物の中を暖めている可能性がある。つまり何らかの重要な活動が進行中か、近い将来始まることがうかがえる」と、同サイトは指摘する。

煙は必ずしも核兵器用のプルトニウム抽出が行われていることを示すわけではない。ただクラッパー米国家情報長官の証言によると、北朝鮮は最近、核施設を改築、再始動する意思を表明し、「数週間から数カ月以内」には使用済み核燃料からのプルトニウム抽出が可能になるとの見通しを示していた。

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