北朝鮮の核施設に「不審な動き」、煙突から煙 米情報サイト
また別の画像には、寧辺の施設内で実験用軽水炉の工事が進む様子が写っている。変圧設備や道路が建設され、送電ケーブルの設置も完了済みだ。38ノースは今年初めにも、実験用軽水炉で「ゆっくりと工事が進んでいる」との見方を示していた。
ウラン濃縮施設の近くで、複数の新たな建物の建設も進んでいる。完成間近な建物もあれば、新たに工事が始まったばかりの建物もある。これらが何を目的に建てられているのかは分からないという。
同施設内の黒鉛減速型原子炉でも活動の形跡が観測されたが、冷却塔から水蒸気は出ていないことから、稼働は止まったままとみられる。
韓国国防省の報道官は5日の定例会見でこの報告内容を認識していると述べ、状況を注意深く見守る姿勢を示した。
北朝鮮は今年1月に水爆実験に成功したと発表し、最近さらに核弾頭の軽量化を実現したと宣言。これに加え、人工衛星と称する事実上の大陸間弾道ミサイルなどの発射を繰り返している。