台湾籍の45人、ケニアから中国に「強制連行」
香港(CNN) アフリカのケニアに滞在していた台湾籍の45人が12日までに拘束されて中国本土に連行され、台湾当局が「基本的人権の著しい侵害」として中国を非難している。
台湾外交部はこの措置について、「司法を逸脱した拉致」と形容した。
中国外務省の陸慷報道官は定例会見でこの問題について質問され、「『一つの中国』政策は、中国と他国との二国間関係のための重要な前提条件だ。ケニアによるこの政策の履行を評価する」と語った。
台湾当局によると、中国政府との間にこの問題について協議するためのホットラインが設置されたという。
発端は、ケニア国内で中国籍と台湾籍の人物が関与したとされる電話とインターネットを使った詐欺事件の摘発だった。