ロシア軍機、米軍艦に異常接近 「機銃掃射」態勢で飛行
(CNN) 非武装のロシア軍戦闘機がバルト海で2度にわたって米軍の誘導ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」に異常接近したことが分かった。米海軍は13日午後、その瞬間をとらえた映像をユーチューブで公開した。
海軍関係者は公にはコメントを避けている。米政府関係者によると、異常接近の危険性を示すための映像と写真の公開については、国防総省内部で相当の論議があったという。
戦闘機のうち1機は、ドナルド・クックの約22メートル以内にまで接近していた。
関係者によると、2度の異常接近は12日夜、公海上で発生した。10日にも接近があったものの、12日ほどの近距離ではなかったという。
ドナルド・クックは定例演習の一環としてポーランドのヘリコプターも搭載していた。このため軍関係者の間では、ロシアのポーランドに対する示威行為だったとの見方も出ている。