ジカ熱と小頭症、因果関係を確認 米CDC
世界保健機関(WHO)ではジカウイルスについて、ギラン・バレー症候群の原因にもなると発表していた。しかしCDCでは、ギラン・バレー症候群との関係についてはまだ断定できないとした。
WHOによれば、ジカ熱との関連が疑われる小頭症などの先天性疾患の症例は、6カ国で1000例以上報告されている。
ただ、まだ解明されていないことも多い。母親が妊娠中にジカ熱に感染しても、すべての子どもに先天性疾患が生じるとは限らない。また、妊娠中の特定の段階で感染すると危険が高まるのかどうかも分かっていない。
フリーデン所長は「蚊に刺されただけでこれほど壊滅的な結果を招く状況は歴史上も前例がない」と指摘。CDCではこれまで通り、蚊に刺されないようにする対策の徹底を促している。