米大統領、サウジ国王と会談 出迎えなく「冷遇」の見方も

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オバマ大統領とサウジアラビアのサルマン国王が会談

オバマ大統領とサウジアラビアのサルマン国王が会談

(CNN) オバマ米大統領が湾岸協力会議(GCC)各国との首脳会合に出席するため20日、サウジアラビアに到着し、サルマン国王と会談した。

今回の訪問では、到着時にサルマン国王が出迎えなかったことを米国に対する冷遇と受け止める意見もあったが、ホワイトハウスは国王との会談で「空気は晴れた」と強調し、そうした見方を否定した。

今回の会談では進展があったとホワイトハウスは成果を強調しているが、サウジの有力な王族の1人はCNNの取材に対し、米国とサウジの関係は調整し直す必要があるとの認識を示した。

米当局者によると、2時間半にわたったサルマン国王との会談では、同盟関係悪化の原因となったイエメンの内戦やイランの役割、レバノンの政情不安、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討などの問題について話し合った。

会談後の声明では、そうした問題について両国の間に不一致が存在することを確認。米当局者は会談の意義について、解決の場ではなく対話の始まりと位置付けている。

オバマ大統領がリヤドの空港に到着した際は、ジュベイル外相らが出迎えて握手を交わした。しかし先に到着した湾岸諸国の首脳をサルマン国王が出迎えたのとは対照的だった。

それでも米当局者は、オバマ大統領が冷遇されたわけではないと強調、外国の首脳が米国を訪問する際も大統領が出迎えることはまれだと説明している。オバマ大統領は到着した直後にエルガ宮殿を訪れてサルマン国王と会談した。

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