英女王にまつわるお金の話、世間が思うほど裕福ではない実態
女王の基本給に相当する英政府からの手元金は、昨年1600万ポンド(約25億円)で過去最高だった。王室の誰かが女王に代わって公務をこなした場合などの公的および私的経費に充てられる。
私有財産や個人的な所得は推定3億4000万ポンド。スコットランドのバルモラル城やイングランド東部サンドリンガムの不動産を父から受け継いだほか、貴重な切手や芸術作品のコレクションも保有する。報道によれば、英国の優良企業の株式も持っているとみられる。
女王は1992年まで税金を一切支払っていなかった。しかし93年以降は、所得や私財から得た利益に対して、一般の納税者と同じ税率で課税されている。