テロ被害の地下鉄駅が再開、掲示板に追悼の言葉 ベルギー
ブリュッセル(CNN) ベルギー・ブリュッセルの連続テロで多数の犠牲者を出し、事件以来封鎖されていた地下鉄のマルベーク駅が25日から再開された。
同駅では3月22日午前9時11分、男が自爆して通勤客など20人が死亡、数十人が負傷した。その1時間ほど前、ブリュッセル空港で起きた自爆テロでは12人が死亡した。
同駅が再開された25日には、兵士や警官数十人がプラットフォームに配置され、始発から地下鉄の運行を見守った。
事件以来、乗客の間では互いに対する警戒心が強まっている。ある乗客は「ほかのすべての乗客を観察するようになった」と打ち明ける。
改札口付近の掲示板は、犠牲者の遺族や被害を免れた乗客などが、フランス語やオランダ語などさまざまな言葉で書き込んだ追悼の言葉でいっぱいだった。