難民収容施設で相次ぐ焼身、豪政府の政策に批判
相次ぐ抗議の焼身で、オーストラリアの移民政策に対する非難の声が強まっている。
オーストラリアは難民認定を希望して船で漂着した人たちが同国に滞在することは認めず、ナウルやパプアニューギニアの収容施設に移送している。こうした施設には子どもを含む数百人が、数カ月から数年にわたって収容されている。
ダットン移民相は3日、支援団体がオーストラリア政府に圧力をかける目的で難民をそそのかして焼身などの行為をさせていると批判。政府が移民政策を変更することはないと強調した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2日に発表した声明で、難民認定希望者に対するオーストリア政府の処遇について、「国外に移送し長期にわたって拘束する現行の政策はとてつもない害悪をもたらす」と指摘した。