北朝鮮、党大会を初めて外国報道陣に公開 CNNも中に
平壌(CNN) 北朝鮮で36年ぶりに開かれた朝鮮労働党大会の会場に、外国の報道陣が初めて足を踏み入れた。CNNのウィル・リプリー記者ら30人が選ばれ、約10分間の撮影を許可された。以下、リプリー記者からの報告を送る。
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党大会が開かれた平壌にはCNN取材班をはじめ、世界各国から100人以上のジャーナリストが滞在し、何日も前から会場の取材許可を求めていた。だが撮影が認められたのは、せいぜい通りを隔てた外観程度だった。
ところが9日になって状況が変わった。私自身やフォトジャーナリストのチャーリー・ミラー氏を含む30人が当局に選ばれ、スーツとネクタイ、パスポートを持って来るよう言い渡された。
選ばれた理由も行先も知らされないまま、我々はバスに乗った。バスが向かったのは党員3400人が金正恩(キムジョンウン)第1書記の到着を待ち受ける大会会場、「4・25文化会館」だった。
警備は尋常でないほど厳しかった。