北朝鮮、党大会を初めて外国報道陣に公開 CNNも中に

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金第1書記を拍手で迎える人々

金第1書記を拍手で迎える人々

当局者らは我々の体をはたいて所持品を確認し、携帯電話を取り上げた。無線マイクや予備のバッテリーまで持ち込みを禁止された。1時間半もかけた保安検査の末にようやく、我々は欧米のジャーナリストとして初めて入館を許可された。

講堂へ向かう途中には凝った装飾をほどこした大理石の柱が並び、豪華なエスカレーターが設けられていた。ぴかぴかのエスカレーターに三脚をぶつけないようにと注意があった。

講堂に入った我々に、北朝鮮の国営テレビがカメラを向けた。これは恐らく、党大会が世界の注目を集めていると報じるためだろう。あるいは市民たちの孤立感を和らげ、世界とのつながりを感じさせる狙いがあるのかもしれない。

会場に集まった5000人の顔がこちらを向いていた。困惑した顔もあれば、無表情な顔もあった。

沈黙を破ったのは、最高指導者の登場を示す音楽だった。突然全員が手をたたき、声をそろえて叫び始める。それが数分間続いた後、スーツにグレーのネクタイ、眼鏡姿の金第1書記が現れた。

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