クルド人部隊、イラク北部で奪還作戦 兵士5500人を投入
同報道官によると、作戦の最終目的はモスルにある。モスル奪還作戦は数カ月前から計画が進められ、イラク軍や有志連合も参加する。
クルド人自治区治安委員会(KRSC)も作戦開始を発表した声明の中で「モスル攻撃に向け、近郊でISISへの圧力を強める作戦の一つだ」と述べた。
ここから南へ約640キロ離れた中部ファルージャでも最近、イラク軍が奪還作戦の開始を宣言した。これにともない住民たちが退避したが、国連は「まだ数万人の住民が残っている」と懸念を示している。
隣国シリアでも先週、クルド人とアラブ人の部隊が米軍の支援を受け、ISISが「首都」と称する北部ラッカの北郊へ攻め込んだ。