2日間で5千人逮捕、過激派取り締まり バングラデシュ
バングラデシュ・ダッカ(CNN) バングラデシュ当局が大規模な取り締まりを実施し、2日間で、イスラム武装組織のメンバーとみられる85人を含む5324人を逮捕したことが13日までに分かった。警察の発表によれば、逮捕された戦闘員の大部分はイスラム過激派「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」のメンバー。
イスラム教徒が大多数を占めるバングラデシュでは最近、世俗主義者や宗教的マイノリティー(少数者)、同性愛活動家を狙った殺人事件が発生している。こうした犯行はイスラム過激派によるものとみられている。
駐バングラデシュ米大使によれば、過去1年2カ月の間に、そうした襲撃が少なくとも35件発生している。このうちの23件はイスラム過激派が犯行声明を出している。
JMBは爆弾テロを実行したとみられているほか、メンバーの一部が先ごろ、ヒンドゥー教の僧侶を殺害したとして拘束されている。
警察は今回の取り締まりで武器や弾薬、致死性の兵器、1500台のバイクを押収した。
政府に対応を求める声も出ている。ハシナ首相は11日、全ての加害者に正義を下すと言明していた。