空港で男が爆弾投げ自殺未遂、4人負傷 上海
(CNN) 中国・上海の浦東国際空港で12日午後、男がチェックインカウンター前で爆発物を投げ、乗客4人が負傷した。男はその場で自殺を図った。
上海警察の発表によると、男はビール瓶で作った手製の爆弾をかばんから取り出してチェックインカウンター前で投げつけ、続いて取り出した短刀で自分の首をかき切って床に倒れた。男は病院に運ばれたが重体に陥っているという。
負傷したのはフィリピン国籍の1人を含む乗客4人で、爆発で割れたガラスによって軽傷を負い、病院で手当てを受けた。警察は詳しい状況について捜査を進めている。現時点で犯行の動機は分かっていない。
事件が発生したのは現地時間の午後2時20分ごろ。到着ロビーは一部が封鎖されたが、便の運航などに支障は出ていないという。
浦東国際空港は中国国内でも特に利用者が多く、昨年1年間で6000万人以上が利用した。