トルコ空港テロ セキュリティーは機能したのか
CNNの特派員によれば、国際便の到着ロビーには弱いところがあり襲撃犯に利用された可能性がある。国際便の出発ロビーへの入り口は警備が厳重で、X線や金属探知機が使われる。しかし、到着ロビーはそれよりも警戒レベルが低く、襲撃犯の2人は到着ロビーに進入してきたとみられているという。
到着エリアへ向かう人々は金属探知機を通らなくてはならないが、警備は手薄だという。 3人目の襲撃犯は駐車場で自爆した。最初のX線を使った保安検査が行われる、その外側だった。襲撃犯が最初からここで自爆する目的だったのかは不明だが、ここでも空港における警備の問題点が浮かびあがる。
2001年の米同時多発テロのような飛行機に搭乗してそれをコントロールするような犯行を防ぐために検査を実施することはできるが、襲撃犯は検査が始まる前のエリアを狙うよう目標を変えることができる。
保安当局の対応はどうだったのだろうか。