国際問題の対応力、トランプ氏「信頼」は9% EU世論調査
クリントン氏については信頼するとしたのが37%で、反対の見方は35%。ピューリサーチ・センターによると、同氏の評価に関するデータが入手可能な国に限って分析すれば、クリントン氏が初めて米大統領選に出馬した2008年以降、好意的な受け止め方が増えた。人気が2桁台で伸びたのは、日本の23ポイント増、英国とスペインがそれぞれ17ポイント増、ドイツ13ポイント増、中国13ポイント増にフランス12ポイント増などだった。クリントン氏は国務長官を2009~13年に務めた。
ただ、クリントン氏に対する外国の支持率では世代別で違いが見られた。オランダ、ドイツ、フランス、スウェーデン、オーストラリアやカナダでは年配層の間の好意的な評価が若年層より目立った。
今回の世論調査では、トランプ氏を肯定的にとらえる見方はロシアのプーチン大統領への信頼感を示す調査対象者と関連性があることも判明した。一部諸国でのサンプル調査結果によると、プーチン氏を信じるとした調査対象者はトランプ氏も同様に信頼すると応じる傾向が強かったという。