バグダッドで爆弾テロ、12人死亡 ISISが犯行声明
(CNN) イラクの首都バグダッド市内の2カ所で2日夜、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、警察当局者らによると計12人が死亡、38人が負傷した。
1つ目の爆発は市中心部のカラダ地区を通る混雑した路上で発生し、11人が死亡、33人が負傷した。消防チームが出動して、近くのビルに閉じ込められた人やけが人を救出した。
2つ目の現場はシャアブ地区の野外市場。1人が死亡し、5人が負傷した。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がカラダ地区の爆発について、イスラム教シーア派地区を狙ったとする声明を出した。カラダとシャアブはいずれもシーア派の住民が多数を占める地区だ。
バグダッド市内では5月も車爆弾によるテロが続発し、その大半についてISISが犯行声明を出していた。5月11日に起きた連続爆弾テロでは少なくとも90人の死者が出た。翌日には市内の警察署で2人が自爆し、警官3人が死亡した。