ダッカ襲撃 人質20人が死亡、邦人7人も犠牲に
ダッカ(CNN) バングラデシュ軍によると、首都ダッカのレストラン襲撃事件で死亡した人質20人のうち7人は日本人、9人はイタリア人だった。警察責任者がCNNに語ったところによれば、実行犯は全員バングラデシュ人で、うち5人は警察に手配されたことのある武装勢力メンバーだった。
死者はこのほか1人がインド人、2人がバングラデシュ人、もう1人はバングラデシュ出身の米国人。米国の大学に通う学生3人が含まれていたとされる。人質のうち13人は救出された。事件ではさらに警官2人が銃撃戦で死亡した。
ハシナ首相は、実行犯のうち6人を殺害、1人を拘束したと発表している。
イタリア外務省は死者の身元を公表した。
日本の菅義偉官房長官は2日夜、日本人7人の死亡を確認したと発表した。
救出された日本人男性は、現地で国際協力機構(JICA)のプロジェクトに参加していたコンサルタント会社「アルメックVPI」の社員4人のうちの1人、渡辺玉興(たまおき)さんと判明した。渡辺さんと会食していた同社社員らが死亡したとみられる。
政府は3日にも、現地へ向かう遺族らの政府専用機を手配すると表明した。また、木原誠二外務副大臣がテロ専門家のチームとともに現地へ派遣された。