ドイツで銃乱射、9人死亡 自殺の18歳少年の犯行か
(CNN) ドイツ南部ミュンヘンのショッピング地区で22日、銃乱射事件が発生し、警察によると、少なくとも9人が死亡、21人が負傷した。実行犯とみられる男は銃撃後、自殺した。警察はテロ攻撃の可能性もあるとみて捜査を進めている。
警察によると、自殺したのはドイツ系イラン人の18歳の少年で、ミュンヘンに2年以上在住していた。単独での犯行だったとみられている。当局は当初、最多で3人の襲撃犯が逃走中だとして、同市を実質的に封鎖して捜索に乗り出していた。閉鎖された公共交通機関はその後運転を再開した。
犯行声明は出ていない。警察は動機に関する情報を明かしていない。
警察の報道官によると、銃撃が起きたのは現地時間の同日午後5時50分ごろ。ショッピングモールの向かいにある米ファストフード大手マクドナルドの店舗で銃撃があった。目撃者によると、ショッピングモールの内部でも発砲があったという。
ソーシャルメディアには、銃撃犯とみられる男が現場にいた人と激しく言い合った末に発砲に及ぶ様子が投稿された。男はトルコ人に関し侮辱的な言葉を発していたが、聖戦(ジハード)主義を支持する言葉はなく、ドイツ語のアクセントで話している。