国際空港付近で自爆テロ、12人死亡 ソマリア首都
(CNN) ソマリアの首都モガディシオの国際空港付近で26日、2台の車を使った自爆テロがあり、国連ソマリア支援ミッション(UNSOM)によると少なくとも12人が死亡した。
爆発は同日午前に発生。近くにはUNSOMとアフリカ連合(AU)の拠点があった。
国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が傘下のラジオ局を通し、国際部隊を狙ったとする犯行声明を出した。
キーティング国連事務総長特別代表は「過激派が必死で政治プロセスの進展を妨害しようとしている一例」との見方を示し、「ソマリア当局も国連も前進を続ける」と強調した。
政府報道官はソマリア国営通信(SONNA)に、治安部隊員や民間警備員を含む少なくとも13人が死亡、19人が負傷したと述べた。
UNSOMによると、死者の中に国連要員はいなかった。UNSOMも犯行を強く非難する声明を出した。
シャバブはイスラム原理主義国家の樹立を主張し、ソマリア各地と近隣諸国で国連部隊や支援団体、報道機関のほか学校、教会などを狙ったテロを繰り返している。昨年4月にはケニアの大学が標的となり、学生ら少なくとも150人が死亡した。