地滑りで38人死亡、熱帯低気圧が直撃 メキシコ
(CNN) メキシコ東部を襲った熱帯低気圧の影響で地滑りが相次ぎ、国家市民保護当局によると、プエブラ、ベラクルスの両州で少なくとも38人が死亡した。国家国家ハリケーンセンターは7日に警報を出し、引き続き豪雨に警戒を呼びかけた。
ハリケーン「アール」から勢力を弱めた熱帯低気圧は6日に同国を直撃。被災地を視察したプエブラ州知事によれば、同州では28人が死亡した。知事は公式ツイッターに被災地の写真を投稿し、復興に全力を尽くすと表明した。
ベラクルス州知事の公式ツイッターでは、山間部で相次いだ地滑りのために10人が死亡したことを明らかにした。
CNNの気象専門家によると、熱帯低気圧はメキシコ南西部沿岸から遠ざかりながら再び勢力を強める見通し。
豪雨は7日夜にかけても続く見通しで、国家ハリケーンセンターの7日の警報では、ゲレロ、イダルゴ、オアハカ、プエブラ、トラスカラ、ベラクルスの各州は夜通し50~100ミリの大雨に見舞われると予想。鉄砲水や土砂災害で人命が脅かされる恐れもあるとして警戒を促している。