13年時点でロシアによるクリミア占領の可能性を聞かれていたらという問いについて、ポロシェンコ大統領は「あり得ない。越えてはならない一線というものがあり、プーチンがその一線を越えることはない」と答えていただろうと述べた。
また、14年1月時点で「数千人のロシア正規軍が7~8月にウクライナ領に侵入する」可能性があるとと問われていたら、やはりあり得ないと答えていたと同大統領は述べた。
だがクリミア併合やロシア軍の侵入により、世界の状況は「完全に変わった」と大統領は言う。
その上で「ロシアの侵略は戦後世界の安全保障システムを完全に破壊した」と明言した。
ソ連からの独立から25年を経ても、「自由のための戦い、民主主義のための戦い、主権と領土保全のための戦い」は続いているとポロシェンコ大統領は強調した。