比南部ダバオで爆発、14人死亡 大統領「テロ行為」
CNN系列局ABS-CBNによると、マーティン・アンダナール大統領報道官は、イスラム過激派アブサヤフや麻薬密売組織が犯行に関与している可能性があると述べた。爆発現場で爆破装置とみられる機器の部品が見つかったという。
ドゥテルテ氏は犯罪に対して容赦ない姿勢を示している。地元紙フィリピン・デイリー・インクワイヤラーの集計によると、大統領に就任した6月末以降、警察や自警団に殺害された麻薬密売の容疑者は832人に上った。警察発表では、就任後3週間で少なくとも239人が死亡したとしている。
またフィリピン軍はアブサヤフとの戦闘を続けている。政府は同国南部に拠点を置くイスラム系戦闘員との和平協議を進めているが、アブサヤフはその枠外にいる。
爆発現場から100メートルほど離れた学生寮にいた19歳の女子大学生は、就寝しようとしたら爆発音が聞こえたと証言。外に出ると緊急部隊が展開し、道路は封鎖されていたという。「爆破予告は至る所である。この爆発では同級生が亡くなった」と語った。
Instead of staying put in our dorm, we're here. pic.twitter.com/sTpBkoWZlP
— Leonor (@leonorrala) 2016年9月2日