ロシア軍、クリミアで大規模演習 欧米をけん制か
クリミア半島のオプク軍基地で取材するCNN記者らは、今回の演習についてクリミア半島を手放す考えはないことを見せ付けるものと指摘。演習実施によりウクライナやNATO加盟の東欧諸国の不安感が増幅する可能性があるとした。
クリミア半島が面する黒海上空では今月7日、ロシア軍戦闘機が米海軍の対潜哨戒機P8Aに異常接近する事態が発生。同半島におけるロシア軍演習が続けられている際の出来事だった。米国は安全飛行を脅かすロシア軍戦闘機の行動を非難したが、ロシア側はこれを否定した。
クリミア半島情勢ではロシア政府が約3週間前、ウクライナが工作員を送って同半島での妨害工作を画策したとして非難した。その上でウクライナとの全ての接触や交流を絶つとも警告したが、ウクライナはロシア側の主張を否定している。