シリア停戦崩壊、アレッポへの空爆激化 200回の報告も
同責任者によれば、23日夜から24日朝にかけての救出作業中にも近くで空爆があり、SCDのメンバー少なくとも5人が負傷。このうち1人は重体に陥った。
反体制派団体「アレッポ・メディア・センター(AMC)」の活動家は23日、同日だけで60回以上の空爆があり、市内各地で子どもたちを含む計50人以上ががれきの下に閉じ込められたと語った。激しい空爆のため、救出チームが現場に近づけないとも訴えた。
また在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(SOHR)」によると、政権軍が24日、アレッポ北部を制圧したのに対し、反体制派が同日中に奪還作戦を開始した。作戦が成功したかどうかについて、同日深夜の時点では情報が錯綜(さくそう)している。
AMCはSCDの話として、アレッポ北部の空爆にロシア軍機が参加したとの見方を示した。CNNはロシア当局にコメントを求めたが、回答は得られていない。