北朝鮮の洪水被害、窮状続く 病人増加・寄付も集まらず
IFRCは9月21日、33万人を支援するため1550万ドル(約15億7000万円)の緊急寄付を呼びかけたが、これまでに集まった金額はその11%にとどまる。
被災地は北朝鮮でも特に貧困が深刻な地域で、地元への食料供給に欠かせない耕作地も2万7000ヘクタール以上が洪水のために破壊された。
診療所も45カ所が被災して十分な医療が受けられなくなり、60万人は安全な水の供給を断たれている。
被災者は現在、公共施設などに身を寄せており、IFRCや北朝鮮政府は被災者のための住宅の建設に着手した。
朝鮮中央通信の報道によると、29日には鉄道の運行が再開され、建設資材や救援物資の搬入ができるようになる見通し。