フィリピン大統領また暴言 オバマ氏に「地獄へ落ちるがいい」
米国のアーネスト大統領報道官はドゥテルテ氏のこうした発言について、フィリピンとの「温かい関係」にはそぐわないと強調。同国から二国間関係の変更を求める知らせは届いていないと述べた。
ただし同時に、フィリピンの麻薬撲滅作戦で多数の死者が出ていることについては「普遍的な人権尊重の価値観と真っ向から対立する」と批判し、米国として「ためらうことなく懸念を表明する」との姿勢を示した。
ドゥテルテ氏はこれまでもオバマ大統領やゴールドバーグ駐フィリピン米大使に対して侮辱的な言葉を投げ付けてきた。米投資家らは同国の法治体制の行方に懸念を示し始めている。
一方でカーター米国防長官は先週、長年にわたるフィリピンとの同盟関係は「鉄壁」だと強調した。