警察学校襲撃の死者61人に、ISISが犯行声明 パキスタン
クエッタ(CNN) パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで警察学校の宿舎が襲撃された事件で、25日までに死者61人、負傷者117人が確認された。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出している。
当時宿舎にいた生徒の1人によると、犯行グループは24日深夜、寝静まった宿舎の窓越しに銃弾を撃ち込んできた。生徒側には銃がなく、反撃できなかったという。
現場に出動した治安部隊が25日早朝にかけ、数時間に及ぶ作戦を展開して犯人1人を殺害。さらに犯人2人が自爆した。宿舎からは少なくとも260人の生徒が救出された。
州当局は犠牲者のために3日間の服喪期間を宣言した。
ある生徒(24)はCNNとのインタビューで、「我々はテロリストに決して屈しない」と語った。