安倍首相、トランプ氏と会談へ 日米同盟の重要性確認
トランプ氏は、日本も北朝鮮の脅威が強まる中で、自衛のために核武装すべきだとの持論も展開していた。今年3月のCNNのインタビューでは「凶暴な北朝鮮に対して日本が自衛できるならその方がいい」と述べている。
この発言に対して安倍首相は当時、「次の米大統領が誰になるにせよ、日米同盟は日本外交の基軸だ」と述べていた。
日米関係の重要性は専門家も指摘している。テンプル大学のジェフ・キングストン氏は、「トランプ氏がすぐにカッとなる人物だということを安倍首相は分かっていて、前向きな雰囲気をつくりたいと思っている。安倍首相はオバマ大統領とはあまり相性が良くなかった」と解説した。
日本はまた、トランプ氏が北朝鮮にどう対応するのかも見極めたい意向だ。トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)委員長の訪米を歓迎すると表明している。