「フランスのサッチャー」フィヨン氏が勝利 仏右派予備選
20日に実施された党予備選での得票率はフィヨン氏が44.1%、ジュペ氏が28.6%だった。サルコジ前大統領は20.6%にとどまり、決選投票に進めなかった。
フィヨン氏は数カ月前まで有力視されず、世論調査での支持率も3位にとどまっていたが、イスラム過激派との戦いに関する著書やテレビ討論会での健闘で有権者の心をつかんだ。ジュペ氏は経験豊かな穏健派と位置付けられていた。
オランド大統領が率いる与党・社会党の支持率が低迷しているため、大統領選はフィヨン氏と、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首との対決になる可能性が高い。