アフリカは中国をどう見ているのか<2> 発展モデルは米国? 中国?

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(CNN) アフリカの研究者らが参画する調査プロジェクト「アフロバロメーター」がまとめた研究によれば、アフリカの一部の国は、欧州の旧宗主国や米国型の発展モデルよりも中国型のモデルの方を重視するようになっている。自国の将来の発展にとって最良のモデルになりそうなのはどの国かとの質問に対しては、回答者の24%が中国を選んだ。

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ただ調査対象となった国全体でトップに来たのは依然として米国で、回答者の30%が米国型の発展モデルを好むと答えた。旧宗主国をモデルにするとした回答者は13%、南アフリカとの回答は11%だった。

細かく見ると、調査対象となった36カ国のうち10カ国の人々は中国型の発展モデルに特に好意的だった。カメルーン、スーダン、モザンビークがこうした国の上位3カ国を占めている。

一方、リベリアやケニア、ナイジェリアなどの国は中国型の発展モデルよりも米国型を重視している。チュニジアなどフランスの旧植民地国の一部はフランス型を好んでいるとしたほか、ザンビアやジンバブエなど南アフリカの隣国では同国をモデルとする回答が特に上位に来た。

ただ、中国に対する否定的な意見もある。一部の回答者は、中国製品は必ずしも高品質ではないと指摘。ボツワナ大学のモゴポディ・レコルウェ教授によれば、中国人に雇用が奪われるとの懸念のほか、現地の人には家族がおり24時間いつでも働ける中国人とは競争にならないとの声もあったという。

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