アレッポで新たな停戦合意 病院は「大量虐殺現場」状態
(CNN) シリア政府軍がほぼ全域を制圧した北部の都市アレッポで14日深夜、新たな停戦合意が成立した。反体制派が明らかにした。合意に基づき、市民は15日から避難を開始する。
当初の停戦合意は13日の発効から1日ももたずに崩壊した。14日には双方に死者が出たと伝えられ、アレッポ東部で反体制派が支配を続けるわずかな地区にはまだ市民5万人あまりが残っていると見られていた。
13日の停戦合意はトルコとロシアの仲介で成立。反体制派と市民は14日から避難を始めるはずだったが、まだ実現していない。
トルコや現地の活動家は、シリア政権軍などが激しい砲撃や爆撃を行ったとして非難。トルコのエルドアン大統領は、シリア政権が停戦に違反したと述べている。
トルコとロシア、イランは27日にモスクワで外相会議を行ってアレッポへの対応を協議する。