不明マレーシア機 豪当局が別海域の捜索提案
(CNN) 2014年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便の機体について、オーストラリア運輸安全局(ATSB)は20日、現在捜索している海域には沈んでいない可能性が非常に高いとの見方を示し、別の範囲を捜すべきだとする報告書を発表した。
この報告は11月2~4日にオーストラリアの首都キャンベラで開かれた関係国や専門家らの会合を基にまとめられた。
新たな分析結果に基づき、現在設定されている12万平方キロの範囲に機体がない確率は95%に上ると推定。その北東方向に広がる約2万5000平方キロの海域まで、捜索を広げることを提案している。
この海域は、新たに見つかった残骸の分析や飛行のシミュレーション、人工衛星との最後の通信記録から絞り込んだという。