不明マレーシア機機長、似た経路のシミュレーション実施 米誌報道

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マレーシア航空370便が消息を絶ってから2年が経過した

マレーシア航空370便が消息を絶ってから2年が経過した

(CNN) 2014年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便をめぐる米連邦捜査局(FBI)による調査で、同機のザハリ・アフマド・シャー機長が自宅のコンピューターで、同機が南インド洋上空で取ったとみられる飛行経路とほぼ一致するフライトシミュレーションを行っていたことが23日までに分かった。米ニューヨーク誌がマレーシア政府の文書を引用する形で伝えた。

同誌によると、この機密文書はマレーシア警察によるアフマド機長に関する調査内容をまとめたもの。機長は「マイクロソフト・フライトシミュレーターX」というソフトウエアを利用してフライトシミュレーターを製作していた。FBIはこのシミュレーターのハードディスクの分析を担当し、プログラムの中から南インド洋を示すデータポイントを復元することに成功したという。

フライトシミュレーターを使った模擬飛行は、マレーシア機が消息を絶つ前1カ月以内に行われたという。

CNNはこの文書の内容を独自に確認していない。

消息不明となってから1年後の報告書では、ザハリエ機長について「職務中および家庭でのストレスの処理能力は良好だった。ライフスタイルに大きな変化はなく、家庭のストレスによる対人的な衝突もなかった」と評価され、機長に責任があるとの見方は示されていなかった。

ザハリエ氏は1981年からマレーシア航空に勤務。ボーイング777型機の機長を15年以上勤めていた。

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