不明マレーシア機捜索、残骸2片がオーストラリアに到着
(CNN) アフリカ東部モザンビークで見つかった航空機の部品とみられる残骸2片が20日、オーストラリアに到着した。専門家が検証を行って、2年前に消息を絶ったマレーシア航空370便の残骸かどうかを確認する。
同機は2014年3月8日、乗客乗員239人を乗せたまま消息を絶ち、今も機体は見つかっていない。今回見つかった残骸は南アフリカ人の少年と米国人の男性がモザンビークの海岸で別々に発見。同機の謎を解く手がかりになると期待されている。
マレーシア運輸省は、「検証作業は3月21日から専門家の協力を得て開始する。できるだけ早く検証結果が出ることを期待する」と発表した。
調査にはマレーシアとオーストラリアの捜査当局のほか、同機を製造した米ボーイングの技術者が参加する。オーストラリアはインド洋南部の海底捜索も続けている。
今回見つかった残骸が370便のものかどうかはまだ分からない。ただ、モザンビークの位置は、潮流の流れでたどり着くと予想される方向と一致する。
当局者は昨年インド洋のレユニオン島で見つかった残骸についても、370便の部品だった可能性が高いとの見方を示していた。