リビア機がハイジャック、マルタに着陸 犯人投降
エジプト民間航空省の声明によれば、ハイジャックされた航空機は当初、エジプト北部アレクサンドリアにあるボルグ・エル・アラブ空港への着陸を要求していた。だが、エジプト当局が領空への進入を許可しなかったという。
事態が展開する中、マルタ国際空港を発着する複数の便の運行に遅れが生じた。一部の便は進路を変更してイタリアに向かった。
同機が出発したセブハは政治的な部族対立の中心となってきた。カダフィ大佐に忠誠を誓う部族と反カダフィ派との間で衝突が勃発し、死者も出ている。
カダフィ大佐は40年以上にわたり独裁政権を敷いてきたが、2011年の民衆蜂起「アラブの春」で政権を追われ、反体制派により殺害された。