イスラエル、安保理決議で米国非難 11カ国の大使呼び出し
これに先立ち、採択で決議案を支持した14カ国のうち、中国、フランス、ロシア、英国、日本など10カ国の大使がイスラエル外務省に呼び出された。同省報道官によると、イスラエル側は友好国を名乗る各国が決議案を支持し、敵対的な立場を取ったことに「深い憤りと不満」を表明したという。
一方、米国のローズ大統領副補佐官(国家安全保障担当)は23日の時点で、決議案を起草、提案したのは米国ではないと説明。エジプトが最初に提案し、米国は採決で態度を表明したまでだと強調していた。
決議案はイスラエルが占領地で進める入植活動について、法的な有効性に欠け、イスラエルとパレスチナの「二国家共存」による問題解決を妨げるとしたうえで、全活動をただちに中止するよう求めている。