英国民のアイルランド旅券申請、41%増 EU離脱受け
EU離脱が決まった直後、在英のドイツ、イタリア、スウェーデン、ポーランドやハンガリーの大使館、領事館はいずれも国籍取得の方途などに関する英国民の問い合わせが増えたことを明らかにしていた。
ロンドンのドイツ大使館では電話や電子メールでの照会が1日当たり約200件と通常の10倍以上の水準を記録。イタリア大使館には約500件の電話が殺到したという。同大使館の報道担当者は当時、普段は年間10件程度と明かしていた。
英国民がEU加盟国の国籍を望む場合、該当国出身の先祖がいることなどの証明が取得につながる主要な手段とみられている。ただ、優遇的な居住資格が盛り込まれている投資プログラムに応じることで国籍取得を図る英国人が出てくる可能性もある。