パキスタン寺院テロ、軍が摘発強化 100人余殺害
イスラマバード(CNN) パキスタン南部シンド州セフワンの寺院で16日に起きた自爆攻撃に関連し、パキスタン軍は18日までに、隣国アフガニスタンとつながりを持つとする「テロリスト」の摘発に乗り出し、これまでに100人以上を殺害したと発表した。
自爆攻撃では少なくとも88人が死亡したほか、同州の厚生当局トップによると、負傷者数も200人に上っている。地元の病院関係者によると、死者のうち24人は4~8歳の子どもで、16人は女性だという。
現場は800年以上の歴史を持つ有名な寺院で、16日にはイスラム教神秘主義スーフィズムの「ダマール」と呼ばれる儀式のため、家族連れなど数千人の信者が集まっていた。
この攻撃をめぐっては、アフガニスタンとパキスタンに拠点を持つ過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の系列組織、「イスラミック・ステート・ホラサン」がCNNに犯行を認めた。