北朝鮮、秘密警察の幹部5人を処刑 トップは軟禁
(CNN) 北朝鮮の秘密警察、国家保衛省の次官級幹部少なくとも5人が高射砲で処刑されたことが28日までに分かった。韓国の議員らが同国の情報機関、国家情報院からの報告として語った。
議員らによると、国家保衛省のトップだった金元弘(キムウォノン)氏は最近、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に虚偽の報告をしたことが分かって怒りを買い、軟禁状態に置かれている。処刑された幹部らは同氏の部下だった。今後さらに調べが進めば、実務級の職員らも処刑される可能性があるという。
国家保衛省は北朝鮮の情報機関で、強制収容所の運営や党職員らの監視も担当している。
正恩氏はさらに罰として、同省の敷地から故・金正日総書記の銅像を撤去するよう命じたという。