干ばつ深刻化で110人死亡、食糧不安620万人 ソマリア
国連のソマリア担当人道問題調整官は先に、「直ちに干ばつ対策を強化しなければ、生命が失われ、家畜の被害が広がり、国家建設や和平構築を目指す取り組みが挫折しかねない」と訴えていた。
国連食糧農業機関(FAO)によると、ソマリアで食料などの援助を必要とする人は、昨年9月の500万人から、人口の半分以上に当たる620万人に増加した。
国連によると、同国では2010~12年にかけても約25万8000人が飢餓のために死亡している。人道援助団体のオックスファムは当時、「国際社会の対応があまりに遅すぎた」と批判していた。