ローマ法王、シリア・アレッポに1200万円を寄付
ローマ(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は10日、フランシスコ法王が、内戦に揺れるシリアのアレッポ市に対し、10万ユーロ(約1200万円)を寄付したと明らかにした。
シリアでは6年にわたり内戦が続いており、アレッポは戦争で最も被害を受けた町のひとつともされる。
法王に選出された2013年以降、フランシスコ法王はシリアの人々の苦難について声を上げてきた。
11年8月に国連人権理事会によって設立された独立の国際調査委員会は今月に入り、アレッポ地域での昨年7月半ばから12月後半にかけての暴力について重点を置いた調査報告書を発表した。
今回の報告書によれば、「かつてはシリア最大の都市であり、商業や文化の中心地であり、ユネスコの世界遺産も存在していたアレッポの大部分ががれきと化した。10万人以上の人々が住むところを失い、生き残るために苦闘している」という。