英テロ容疑者、高校時代は「人気者」 偽名や暴力事件も
釈放後は各地を転々としていたとみられる。在ロンドンのサウジアラビア大使館によると、05年11月からの1年間と08年4月からの1年間は同国に滞在し、英語の教師をしていた。15年にも巡礼者向けの特別ビザを取得して同国を訪れた。当時、サウジ当局の監視網にはかかっていなかったという。
近年は家族とともにバーミンガム市内に住んでいた。近隣住民の関係者はCNNに「おとなしくて近所の人と話をすることもなかった」との印象を語った。6~7歳とみられる男女2人の子どもがいた様子で、「ごく普通のイスラム教徒の一家に見えた」という。
警察は、マスード容疑者がどの時点でイスラム過激派思想に感化されたのかなどについて、引き続き詳しく調べている。