パキスタンで自爆テロ、6人死亡 国勢調査の実施中
イスラマバード(CNN) パキスタン東部の都市ラホールで5日、自爆テロが発生し、州当局の報道官によると軍要員4人と民間人2人が死亡した。
パキスタンでは現在、20年ぶりの国勢調査が実施されている。同報道官は、調査を実施している治安当局者を狙った攻撃だと述べた。死者6人に加えて2人が負傷し、重体に陥っている。
シャリフ首相は声明で犠牲者に弔意を表した。
反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が犯行声明を出した。
TTPはイスラム法(シャリア)に基づくイスラム国家の樹立を掲げ、アフガニスタン国境付近の山岳地帯などでテロを繰り返している。
同国では2日、ラホールから北西へ約170キロ離れた都市サルゴダにあるイスラム教神秘主義スーフィズムの寺院で、信者ら少なくとも20人が殺害される事件が発生。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系のグループが犯行声明を出していた。